堂院真実子 先生
東京で暮らしている長女が結婚すると言い出したのですが……
●大阪府堺市 澤地成美さん(54歳)
今年の6月に起きた大阪の地震の際は、堂院真実子先生から事前にいただいたアドバイスのお陰で堺に住む私と高槻にいる妹の家族全員が難を逃れることができました。この場を借りまして、まずはお礼申し上げます。
地震が起きる1ヶ月ほど前に、たまたま鑑定していただいたわけですが、私が大阪からお電話しているということが分かると、近々大きな災害が生じる前兆が見えるのでくれぐれも注意するようにと言われました。すでにこれまで色々なことを言い当てられてきましたので当然、この先生の言うことならば間違いないと、屋内の家具の耐震対策や防災用品などの準備を万端にしたところ、皆さんもご存知の通りの事態が起こったというわけです。
さて、今回わざわざお礼の手紙を書かせていただいたのは、地震の件ばかりではなく、何よりもあの時にご相談させていただいた問題が無事に解決したというお知らせが目的です。大学入学と同時に東京で1人暮らしを始め、今はそのまま会社勤めをしている長女のことだったのですが、それが今年の春、急に「結婚するかもしれへん」と連絡を寄越し、主人共々あたふたとしていたところ、やがて5月の連休になって我が家に娘が連れ帰ってきたのは、腕に刺青のあるコワモテの男性だったのです。
娘は東京で広告関係の仕事をしているのですが、その男は取引先のデザイナーであるとのことで、有名な美術大学を出て以来、きちんと正社員として勤めている人と聞かされても、外見が外見だけにこのまま結婚話が進んでしまって良いのだろうかと一抹の不安を感じていました。主人も「興信所でも雇って調べるか?」などと真顔で言い出したのですが、私がそこまで大袈裟にせんでもと抑え、とりあえずは以前から家業の商売のことなどをご相談している堂院先生に聞いてみよう、ということになりました。
「外見だけではなく、実際に話してみても少々ぶっきらぼうで崩れた感じがしたとおっしゃいましたが、私が見る限りでは至って真面目な人ですね。勤務態度も私生活も乱れていません。もっとも10代の頃は少しヤンチャをしていた形跡も窺えますが」と、こちらが事情を伝えた後も先生の方はまるで深刻な口振りではなかったので、この時点である程度は安心できました。
その後、主人が出張で東京へ出た折にも再びこの男性と会い、今度は男同士で腹を割って話を聞いたところ、小学校の終わりから10代半ばにかけて家庭内の不和で気持ちが荒れていたこと、そのため一時は地元の不良グループにも属していたが、高校卒業を迎えてこのままではいけないと一念発起し、一浪して美術大学へ入学したことなどを告白されたそうです。完全に堂院先生の見立て通りの結果でした。「自分で学費稼いで大学出たそうや。なかなか骨のある男やで」と、主人も一転して笑顔を浮かべています。