第66回上尾丸山公園
(埼玉県)
過去に起きたとされる謎の死体遺棄事件。
まるで呪いのように連鎖する首吊り自殺。
夜な夜な縊死者たちの霊がさまよい出すと噂される公園!
水場に発する陰の気には、霊体の波動を強める作用があります。それに惹かれて残留思念や霊意識が集積することで、他よりも心霊現象が起きやすくなります。
- 所在地
- 埼玉県上尾市平方3326
- 危険度ランク
- B+ ★★★☆☆
自然が豊かで風光明媚な公園が、夜ともなれば一変して心霊スポットと化す・・・・・。こうしたケースの実例は今までいくつかご紹介してきましたが、その多くに共通している条件は、園内の敷地あるいはそれと隣接して豊富な水量を有する水場があるということです。もちろん付近に湖沼や川があるからと言って、それが即座に心霊現象が起きる場所であると断定することはできません。しかし比較的大きな公園には日々、不特定多数の人々が集まりますからその分、残留思念の吹き溜まりともなりやすく、加えて誰かが無念の死を遂げた事故、事件の類いが起きているとすれば、そこが霊的に不吉な場所である可能性はかなり高まるわけです。
埼玉県上尾市の荒川河川敷近くに所在し、心霊現象の噂が絶えない上尾丸山公園もまたこうした条件に該当しており、私が実際に検分した時にも複数体の地縛霊が確認できました。
この公園にまつわる主な風聞は以下の通りです。
- 1970年以前、ここで女性の遺体が遺棄される事件が起きた。被害者は看護師だったが、それ以来、深夜に園内をさまよう不審な女性の姿が目撃されるようになった。
- かつてこの公園は近くの中学校のマラソン大会のコースに入っていた。しかし、ある年の大会の最中に出場していた男子生徒の1人が公園入口で突然死してしまった。
- 園内では度々、首吊り自殺騒ぎが起きている。現場は雑木林、東屋(あずまや)、電話ボックス付近など。その自殺者たちの霊が深夜の暗闇にさ迷い出すことがある。
- 遊戯施設エリアにあるブランコの付近で深夜、子供の霊の姿が度々目撃されている。
現地で感知した霊体は幼い子供、30代前後と思われる女、上半身だけの姿で徘徊する初老の男などで、性別、年齢、風体とも様々でしたが、いずれも何らかの理由で現場に無念の想いを残し、そのまま地縛霊化したと思しき者たちでした。しかも園内の水場に発する陰の気を受けて波動を強めている状態で、もし多少とも霊感のある人が遭遇すれば霊障を受ける危険も否めません。
私が見た霊の一部は上記の目撃談とも重なっており、この場所で本当に死体遺棄事件が起きたのかどうかは不明であるものの、縊死者の霊は何体か混じっていたので、過去に首吊り自殺が連続していたことは確かなようです。
昼間はともかく夜間には陰の気が一挙に高まります。これには広大な池を含めた付近の地勢も関係しているようですが、いずれにせよ深夜帯にこの公園を訪れることは避けるべきです。