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霊視検証!有名心霊スポットの真相!-霊能の世界-

第61回雄別炭鉱跡地

 (北海道)

過去6度にわたる死傷事故の末、閉山した巨大炭鉱の跡地。
かつて炭鉱従事者たちが暮らした町の廃墟の至るところで、過去の亡霊たちの怨嗟の声と足音が響き渡る…

悲惨な炭鉱事故の因縁に縛られた亡霊たちが潜む、正真正銘の心霊スポットのひとつです。霊媒師やイタコでさえ、祟りを恐れると言われるその場所の真相とは?

所在地
北海道釧路市阿寒町布伏内
危険度ランク
A ★★★★☆

2020年の晩秋以降、再びコロナの流行が深刻化していることもあり、とりあえず今後数回の連載については過去に訪れた場所、あるいは遠隔霊視に基づく調査結果などを中心に書いていきたいと思います。

さて、前回と前々回では、生きている人間の邪念が特定の場所や地域を擬似的な心霊スポットへと変化させていく過程について書きましたが、今回は打って変わって、死者たち霊魂の念がいまだに残存して強い影響を及ぼしている、本来の意味での心霊スポットをご紹介します。

その場所は北海道釧路市内にある『雄別炭鉱跡』。1970年に国内有数の産出量を誇った雄別炭鉱が閉山した後、最盛時には人口1万人余りも有していた炭鉱町全体がゴーストタウン化してしまったという巨大廃墟です。地元では肝試しや廃墟探検のメッカとしてつとに有名で、冬の降雪期間を除いて訪れる者が後を絶たないような場所なのですが、周辺一帯が国有林に指定されているため、入山に当たっては林野庁管轄の部署へ入林許可の届出を出すことが必須となります。ただ、多くの訪問者たちがそうした手続きの申請をしているとはとても思えず、知らない間に法を侵してしまうこともあるので、その点は注意が必要でしょう。

私は以前、某メディアの取材絡みで彼の地を訪れたのですが、該当エリアを含む周辺一帯の霊気の強さが半端ではなく、これはまさに「安易に踏み込めば必ず祟られる場所」であると痛感しました。
なお、この場所にまつわる主な怪異現象の噂には以下のようなパターンが存在します。

  • 炭鉱のボイラーに敷設されていた巨大な煙突の頂点付近に、謎の人影が立っている様子が目撃されることがある。また周辺から発した複数の子供の笑い声が風に乗って耳許へ届くことも。
  • 炭鉱跡地では謎の足音が聞こえる。重い足取りの集団が移動しているような不気味な音だという。
  • エリア内で写真撮影をすると非常に高い確率でオーブが写り込む。
  • 廃墟内の病院跡地では、とくに頻繁に亡霊の姿が目撃されている。その容姿は不気味な笑顔を浮かべる少年、古めかしい出で立ちの炭鉱夫の霊、青白い顔の女性など諸説あるが、これらの霊を目撃した直後、体調に異変を来す。
  • 炭鉱エリアへ向かう途上に目立った崖地があり、ここに立つと飛び降りたくなる衝動に駆られる。

こうした噂の真偽は不明ですが実際、何らかの心霊現象に遭遇する可能性が極めて高い場所と言えます。かつて炭鉱が稼働していた頃、多数の死傷者を伴う落盤、崩落、ガス爆発などの坑内事故が6回に渉って起きており、そこで亡くなった死者たちの霊意識の一部分がいまだに成仏しないまま残存しています。雌阿寒岳に端を発する強力な自然霊気がそうした残留思念を賦活させ続けているため、一種の祟り場のような空間が形成されているのです。霊感のある無しにかかわらず、憑依や霊障の危険性に満ちていますので、安易な訪問はお勧めできません。

北海道釧路市阿寒町布伏内

札幌から川上郡標茶町に至る国道274号線、または釧路と阿寒をつなぐ国道240号線と道道667号線、222号線などを併用したルートを使って現地へ入る。土地勘がないと道に迷うこともあり、さらに付近は概して悪路でヒグマが出没することもあるので厳重注意が必要。

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