第22回菰野湯の山「鶯花荘寮」
(三重県)
足を踏み入れた者の多くが交通事故に遭う…。
絶対に行ってはいけない最強の「祟り場」がここ!
三重県内の山中にある廃墟となった温泉宿泊施設。遊び半分でここに立ち入ると、必ず近日中に交通事故を起こして最悪の場合は命を失う。なぜそれほどの凄まじい祟りパワーが、この場所に存在しているのか。今回、いつもに増して身を引き締めて調査に向かったのだが……。
- 所在地
- 三重県三重郡菰野町菰野4800-1
- 危険度ランク
- A+ ★★★★★
それは三重県にある菰野湯の山温泉郷の奥に存在しています。東名阪自動車道を四日市インターで降り、国道477号線をしばらく走るとのどかな温泉街に至るのですが、そこからさらに県道577号線に入って進むと右手に鉄筋コンクリートの廃墟が現れます。これが関西中部地方で屈指の最恐心霊スポットとして知られる「鶯花荘寮」です。
一部では元々は旅館であったと伝えられているようですがそれは誤りで、実際には温泉施設の職員寮の跡地です。いかなる理由によってか現在、この場所一帯が凄まじい怨気を放つ「祟り場」と化しているのです。以前から噂に聞いていたスポットでしたが、今回初めて現地に足を踏み入れて、これまでにないほどの強い戦慄を覚えました。霊感が少しでもある方は、敷地内に入っただけで気分が悪くなるのではないでしょうか。5階建ての建物の道路面の窓は全てベニヤ板で塞がれ、外から内部の様子を窺い知ることはできません。もちろん立ち入り禁止となっているのですが、その禁を破って肝試しをする輩が後を絶たず、温泉郷の人々も管理に頭を悩ませていると聞きました。
ここで起きる主な怪異現象は、以下の通りです。
- 道路側の入り口付近に焼けこげた跡があり、深夜になるとそこから謎の黒い影が立ち上がる。
- 敷地内に橋があり、その川沿いの樹木に自殺者が首を吊ったロープが残っており、今でも時々、そこにぶらさがっている霊の姿が目撃される。
- 最上階の一番奥の部屋に黒い服を着た男の霊が現れる。以前、ここでは肝試しに来たグループが身元不明の腐乱死体を発見している。
- 過去に立ち入った者の多くがその後、近日中に交通事故に遭っている。
祟りと思われる事故については平成11年から12年にかけての2年間だけでも4件が確認されており、16名余りが死傷しているそうです。この事実だけでも、この地の祟りが単なる都市伝説ではないことは明らかです。
実際に霊視してみると、一帯の土地が強い邪気を発しており、それが巨大な祟り霊の姿となって建物全体を覆い尽くしていることが分かります。さらに詳細に見ると人霊や動物霊などに加えて、悪鬼に近い地霊の存在も確認しました。土地の形状を見る限り、風水などで言われるケガレ地(邪気が堆積する場所)であるようで、そもそもそうした地に人間の住む建造物を作ったのが間違いの元だったのです。プロの霊能者や宗教修行者の力をもってしてもこのままでの浄霊はほぼ不可能ですので、できるだけ速やかに更地に戻して地鎮の儀式を執り行うのが望ましいでしょう。
なお最近では建物内部には侵入しないものの、話の種として外観を撮影する人がいるそうですが、高確率で霊体やオーブが写り込むだけではなく、その画像データを持っているだけで祟りが及ぶ可能性もあるのでくれぐれもご注意ください。