第64回 鈴江泰代 先生
キツネ憑きなの?私にだけ聞こえる声
神奈川県横須賀市・江藤めぐみさん(仮名)38歳
この2年ほどでしょうか、休暇の時、夫が出勤した後二度寝していると、周りの車の音、人の声、雑音は確実に聞こえ、脳みそが起きている状態なのに、すぐそばで「地声」で声が聞こえるのです。それは日に日に卑猥な言葉に変わり、気持ち悪く、私はまず二度寝をやめましたが、夫が出張中の夜、やはり私に語りかける声がするのです。
ある夜思い切って、動かない身体、動かない声を振り絞り起き上がり「誰!」と言いましたが、誰もおらず。キツネ憑きはそばで声が聞こえると聞いたことを思い出し、恐怖からついにわたしは電話占いですぐに判る、というふうに雑誌で紹介されていた宜保鑑定事務所に電話をしてみました。
鈴江先生はすでに私に何が起きているか判っていて、「義理のお姉さまがかなり悪い気を吸い取っていらっしゃいます、何も手を貸さないあなたへの気持ちがお姉さまに憑りついた低俗霊たちをあなたに寄こしています、お姉さまを見舞い、本音で語り合ってください、そこからあっという間に問題は解決します」とのこと。まずは鈴江先生の「電話だけでの能力」にビックリしました。
そして、わたしが兄に電話すると、実は義姉はここ数年相次ぐ病気で手術し、そんな中でも一ヶ月に一度はわたしの健忘症の母に顔を出していてくれたことを知りました。今は病院で療養中、しばらくしたら家に戻ってくると聞き、その後、私は義姉のお見舞いと労いのため家を訪れました。
やせ細った身体、ただでさえ無口なのに、私の前ではいっこうに口を開こうとしない蝕まれた義姉。長男の嫁が母の面倒を見るのは当たり前、とはいえ、それぞれの考え方やキャパシティもあるでしょう、私は心から義姉に感謝し、そして謝りました。
鈴江先生のおっしゃったとおり、その一言で義姉の心はほどけてくれたのです。義姉の涙が止まりませんでした。感謝しかありません。私も義姉も涙し本音を言い合いました、そして、これからのことも。
顔を見て直接話すことの大切さを改めて鈴江先生のおかげで思い正すことができました。そして霊能力のすごさにいまだに驚き、そして感謝しております。本当にありがとうございました。