第60回 加夜明泉 先生
母が亡くなって半年後、
鑑定で“再会”を予知され…。
京都府亀岡市・島田菜穂子さん(仮名)28歳
五年ほど前に母を病気で亡くしました。家族仲は良かったので家族全員とてもショックを受けましたが、病気の苦しみから解放され、天国に行ってそこでのんびりしている、と考えることにしたら気持ちもだいぶ楽になってきました。 加夜明泉先生に鑑定してもらったのは母の死から半年ほど経った頃のことです。当時交際中だった恋人とのちょっとした問題で将来が不安になり、鑑定をお願いしました。結局、「心配しなくても大丈夫」とお墨付きをいただき、後にその問題自体も私の杞憂であることがわかったのですが、それとは別に、とても不思議なことを言われました。
まず、加夜明泉先生は半年前に母を亡くしたことを言い当てられたのです。相談したかったのは恋愛問題でしたし、母の死についてお話するつもりはなかったので、驚きました。「母は天国に行っていると思っています」と伝えると、加夜明泉先生は「そうですね。お母さまは私たちの言うところの霊界にいらっしゃいます」と教えてくださいました。そして「またこちらに戻ってきます」と言われたのです。しかも、「ふたりは再び出会うことになります」とまで言われたのです。「再会はいまから二年後になるでしょう」とまで言われました。
母が戻ってくる……。しかも再会する……。もしかして先生は“生まれ変わり”のことをおっしゃっているのだろうか、と考えました。でも私は霊界や魂といったことについてあまり詳しくありません。「再会は二年後」という言葉も、正直、まったく意味がわかりませんでした。
その鑑定から半年ほど後のことです。恋人からプロポーズを受け、結婚することになりました。「きっと天国のお母様も喜んでくれているはず。お母様のためにも幸せになろう」と言ってくれて、とても暖かい気持ちになったのを覚えています。
それから数ヵ月後に妊娠。初めての経験でしたがどうにか無事に出産でき、元気のいい赤ちゃんがやってきました。女の子でした。その赤ちゃんを見て、母になった私は衝撃を受けました。膝の少し上のところに痣がついていたのです。私はその痣に見覚えがありました。母の同じところにも同じ形の痣があったのです。赤ちゃんが生まれてきたのは加夜明泉先生の鑑定からちょうど二年後。母の魂が生まれ変わって私の子どもに生まれてきたんだとようやく気付きました。
赤ちゃんの名前は母の名前から一文字取ってつけることにしました。いまは二歳半です。物覚えがよく賢い子ですが、ちょっとプライドが高いところが母によく似ています。