第50回 霧郷霧斗 先生
連日の金縛りと、揺れる仏壇。
すべての謎を解き明かしてくれました。
岩手県盛岡市・米倉加奈子さん(仮名)31歳
1年前に、宜保鑑定事務所の霧郷霧斗先生にお世話になりました。先日、その鑑定を強烈に思い出す出来事があったため、お礼と報告です。
その頃の私は連日の金縛りに悩まされていました。身体の疲れが原因だと思っていた、ある日の夕方。うたた寝をしていると、また金縛りにあったのです。いつものことだと思った瞬間でした。キャハハハハハハ……!
はっきりと、女の子の笑い声が聞こえたのです。ゾッとして冷や汗がふき出すのを感じました。さらに、冷たい手が私の頬や首をなぞるくすぐったい感覚まで。「やめて、やめて、やめて……」。必死の祈りもむなしく、背中がめくられるような不思議な感覚がしました。そして、「入るね」という声がしたのです。
絶望した瞬間、すぐそばにあった仏壇が揺れ出しました。ガタガタときしむような音が続いたのち、突然金縛りが解けたのです。私は汗だくで、震えながら家族の帰宅を待ったのでした。
心配した母が、霊感の強い友人に紹介してもらったのが、宜保鑑定事務所の霧郷霧斗先生です。金縛りにあいすぎて、かかる前から予感がするようになっていた私。あの恐怖体験以来、金縛りにかからないようベッドでジタバタと抵抗するようになり、ひどい寝不足に陥っていました。
「何かにとり憑かれていますよね……?」そう尋ねると先生は、「女の子の霊が憑いていますね。しかもかなり前から……。2年前に心霊スポットに行ったでしょう。そのとき、女の子の声を聞きませんでしたか?」。今まで思い出さなかったのが不思議でした。確かに2年前、友人に無理やり心霊スポットへ連れていかれたのです。多少霊感のある私は嫌な予感がして、1人車に残ったのでした。そのとき、確かに女の子の笑い声を聞いたのです。外を見ても誰もいない……。このことは忘れよう。必死に思い込み、本当に忘れていたのでした。
「この霊はあなたに執着していますね。少し厄介なので、私のほうに移してじっくり浄霊させてもらいます。もうそちらにはいませんよ。ラクになったでしょう?」。確かに、信じられないほど身体が軽くなったのを感じました。さらに先生は、「仏壇が揺れたのはね、あなたを助けようとして、ご先祖様達が出てきたからです。そのお陰で、身体を乗っ取られなかったんですよ」。
てっきりポルターガイスト的なものだと思っていた私。それからは感謝の気持ちを込め、毎日仏壇に手を合わせるようになりました。鑑定後は、あれだけ激しかった金縛りがピタリとやみ、朝まで熟睡できるように!どれだけ嬉しかったかわかりません。先生には、心底感謝しています。
先日、ずいぶん久しぶりに金縛りにあった私。すると、あの日と同じように仏壇が揺れ、金縛りが解けたのです。急いで確認したところ、きれいに乗っていたお供えのお菓子がひっくり返っていました!変わらずご先祖様に守って頂いていると、強く実感した出来事でした。