第45回 杜若 先生
自殺した元夫が訴えかけていたこととは…。
和歌山県和歌山市・安東智津恵さん(仮名)40歳
1年前に夫と離婚。2人の子供は私が引き取っています。半月ほど前、風の便りで元夫が自殺したことを聞きました。手掛けていた事業がうまく回らず、立ち行かなくなって首を吊ったと…。その話を聞いてから、毎晩のように元夫の夢を見るようになったのです。しかも、首を吊って命を絶とうとするその瞬間を何度も何度も…。おかげで不眠症になってしまいました。
ここ最近は、私だけではなく、2人の子供にも影響が出るように。中学生の上の子は、「部屋にいたらどこからかパパの声がする」と言ったり、小学校低学年の下の子は「学校帰りにパパに似ている人に声をかけられた」と言ったり…。元夫が子供たちを連れて行ってしまうのではないか思うと、怖くてたまりません。我慢の限界で、一刻も早くどうにかしたくて、夜中に電話鑑定を依頼しました。
杜若先生は、電話がつながるとすぐに、「とても寂しそうな表情をした男性が貴女のすぐそばにいます」と言い当てたのです。それだけでもびっくりなのに、すぐ横に元夫がいると思うと鳥肌が立ってしまいました。先生は、「何かあなたに謝りたいことがあるようです」と言うと、口寄せを開始。そして、私たち家族しか知りえないことをすらすらと話し始め、夫の声そのもので「本当にすまなかった」と涙ながらに謝ってくれたのです。私の目からも涙が零れ落ちていました。
鑑定を終えた日から、元夫の夢は一切見なくなりました。子供たちにも、あれ以来異変は起きていないようです。きっと、元夫は私たちにずっと謝りたくて、夢などで訴えていたのだと思います。