第3回 福塚希乃 先生
家族に不運な出来事が続き、霊能者の電話鑑定を受けたところ、平穏な日々が戻りました。
神奈川県川崎市・大川美奈子さん(仮名)48歳
お墓に関する不思議な話を書かせていただきます。
事の発端は一年ほど前にさかのぼります。ある日、中学生の次女が自転車を運転中、自動車との接触事故を起こし、全治一ヶ月の怪我を負いました。幸い、命には別状はありませんでしたが、退院後もしばらくはギブスと松葉杖の生活を余儀なくされ、端で見ていても本当に痛々しい状態でした。
この事故と前後して、夫も深刻なトラブルに見舞われました。勤め先で直属の部下が取引上の大きなミスを犯し、その損害額があまりにも莫大であったため、上司としての責任を取らされる形で課長職から降格の上、閑職の部署に左遷されてしまったのです。
我が家に起きた悲劇はそれだけに留まらず、次には私が突然パート先を解雇され、長男も大学受験に失敗して浪人、長女の縁談も突然に破談、さらに同居している義父がこれまた交通事故に遭って入院……短期間のうちにここまで不幸が続くと、もはや偶然とは思えなくなり、何か悪い物にでも取り憑かれているのではないかという強迫観念に駆られるようになりました。
そしてその不安な思いに突き動かされるまま、霊能者の助けを借りることにしたのです。最初は名のある霊能者を家に呼んでお祓いしてもらうことも考えましたが、その料金が馬鹿にならない金額だったので、とりあえず電話で相談できる霊能者に頼んでみようと思い、色々と調べた末、福塚希乃先生の鑑定を受けました。
私が我が家に起きた不幸を一通り説明すると、先生は「このまま放っておくと、この先、ますます深刻な不幸に見舞われますよ。下手をするとご家族やあなたの命に関わることが起きるかもしれません。これは早急に対処しなくてはいけませんね」と言われました。
私が「何か悪い霊にでも取り憑かれているということですか?」と質問すると、「悪霊の類ではありません。これはあなたのご主人方のご先祖霊が引き起こしていることです」と断言されました。
「まずはできるだけ早くご本家のお墓へいらしてください。私が霊視したところ、お墓がひどい状態になっています。墓石の角が欠けており、裏側にはスプレーで落書きがされています。また、さらに悪いことに、お墓の立っている土地に地下水が浸水して安置されている骨壺が水に浸かった状態になっています。こうした酷い状況を何とかして欲しくて、ご先祖様がSOSを発しており、そのSOSがお宅のご家族の不幸という形で現象化しているのです」
この話を聞いてから数日後、数年ぶりに本家の墓へ参りました。先生が霊視していた通り、誰の悪戯によるものか、墓の一部が叩き壊されており、さらに墓石の裏側には白いスプレーペンキで意味不明の落書きがされていました。すぐに本家とも連絡を取り、墓石業者を呼んで骨壺の安置場所を開いてもらったところ、これまた先生が言われていた通り、内部の空間に水が溜まり、いくつもの骨壺が水浸しとなっていたのです。
先生からのアドバイス通り、本家と相談してお金を折半する形で墓を修繕することになりました。墓石ごと取り替える形になったのでかなりの金額を支払うことになったものの、背に腹は替えられないことなので、早急に工事してもらいました。さらに本家が檀家となっている寺の住職を呼んで念入りに先祖供養もしてもらいました。
おかげさまでその後、家族にトラブルや不幸は一切、起きなくなりました。長女には新しい恋人ができ、義父も何の後遺症も負わず、無事に退院することができました。おまけに夫の復職まで叶いました。一度は左遷の憂き目を見たものの、会社の役員会議で寛大な処置が取られることが再決定され、以前とは部署こそ違うものの、第一線の課の課長職に復帰することになったのです。
これも皆、福塚希乃先生のおかげです。先生の霊視を受けずそのまま放っておいたらどうなっていたかと思うと、今でも身震いがします。今までは私も夫も見えない世界、霊の世界などまるで分からない人間ではありましたが、とにかくご先祖様を大切にしないととんでもないことが起きるということだけは、今回の件で身を以て知りました。これからは少なくとも、お彼岸とお盆には欠かさず墓参りをして、家の仏壇も大切にお祀りしたいと考えています。